俺様社長に振り回されるのも悪くない

『けっ…結構です』


足が治るまで
社長の玩具になれのかと思うと
疲れるというか
身体がもたないというか……

ため息が出てしまう。


その予想は外れることはなく
社長は楽しそうに私で遊ぶ


そして、日曜の夜
インターホンが鳴る

また副社長かな?と思ったけど
社長は玄関から一人で戻り
手には大きめの紙袋を持っていた


「開けてみろ」


そう言って私に渡してきた
ん?何?

紙袋を開けてみると……


『なっ……何これ』


紙袋の中身は……紐パン
確かに楽だは言ったよ

だからってまさか……
?そもそも、誰が持ってきたの?


『これって誰の趣味?』


「ん?俺の好みは名取知ってるから」


『は?……名取さんが?』


「いや、買いに行ったのは多分嫁さん」
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