俺様社長に振り回されるのも悪くない
私の頭の中は疑問と怒りだった
そんな中、黙っていた社長が口を開く
「不服か?」
不服か?ですって?
当たり前ですよ。
あーっ、ダメだ。イライラする。
『申し訳ないですが、私は広告に戻ります。社長秘書が必要なら、他の方にあたってください』
私がソファから立ち上がろうとすると
腕を引っ張られ、社長の腕の中にスッポリ収まってしまった
『げっ……あ、すみません…っ』
ってか、立てない
いや、立てないんじゃなく
社長が離してくれない。
「今、げって言ったな」
社長は名取さんに話す
名取さんは楽しそうに、そうですねって。
「俺が拒否られるとは思わなかった」
鼻で笑いながら社長は話す。
「私も初めて見ました」
名取さんも笑って話す
なんなの、二人して……