俺様社長に振り回されるのも悪くない
嫉妬心
「いいか?俺がいない時は薫を家に入れるな、二人っきりになるな」
また怖い顔をしてる……
『社長の弟さんじゃないですか?なんの心配もありませんよ』
「ダメだ」
『もしかして、私が副社長に惚れるとでも思ってますか?』
私の言葉にビクッとした社長
……図星なんだ、わかりやすい人だ
私は着替えている社長の襟を握り
『そんなに私は信用されてませんか?信用されてないなら結構です。今日から社長とは寝ません』
社長から手を離して
私は一人でリビングへ向かった
慌てて社長が追いかけてきた