俺様社長に振り回されるのも悪くない
「お前が煽るから悪い」
『煽っ……てないっ!』
私が抵抗するも、社長は私の手首を離してくれない
「無駄だ、俺は一度手に入れたものは、簡単に手放さない」
『はっ?手に入れたって、私は物じゃない。それに、いつ私が社長の物になったのよ!勝手に決めないでください』
何なの、この俺様発言!
「フッ……嫌じゃなかっただろ?」
社長は私の顎をグイッと持ち上げ
私にキスをしてきた
『……っ。んっ……ちょ……んっ』
今までのキスではなく
舌を絡めてくる
甘くて求めるようなキス……
私が抵抗しても敵うはずもなく
なによりも……
そのキスに私の身体のチカラが抜けていく