俺様社長に振り回されるのも悪くない


気が付いた時にはベットの上だった


「久里ちゃん、大丈夫?」


慌てたような顔で私を見る名取さん


『な、なんで……名取さんが……』


「久里ちゃん、倒れちゃって……急いで救急車呼んだの。何度呼びかけてもダメだし、青ざめてて……」


あ……そうだった


『ごめんなさい……あの、この事は……』


私が言おうとした事を理解してくれていた名取さんは、大丈夫と言ってくれた


「社長は部屋で仕事しているだろうから問題ないよ。カギある?数日分の着替え取りに行くよ」


『あ、いえ……それならバックに…』


私が持っていたバックを探すと
椅子の上肉置いてあった


「え?久里ちゃん、あの時間にどこに行くつもりだったの?」


実家に帰ろうとした事と
父と携帯でやり取りしていた途中だった事を話すと、父には名取さんから連絡してもらう事にした

そして、絶対社長には言わ無い事を……
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