俺様社長に振り回されるのも悪くない
あとがき
5年後
「行ってきます」
『あ、遥!待って、忘れてるよ』
私は玄関へと急ぐ
『もう、毎日なのに何で忘れるかな』
そう言って水筒とタオルとおにぎりを渡す
「ん、行ってきます」
ちゅっ
『いってらっしゃい』
作業服の遥を見送る
「さて……と」
遥を見送った後から私の1日が始まる
『おはよう、ほら起きて!』
『夏帆!冬馬!』
遥と結婚した翌年に夏帆を
その次の年に冬馬を出産した
「ん……眠いよ」
『顔洗ってきて、着替えはいつものとこね』
夏帆と冬馬は保育所に行ってるおかげで
自分たちの事が少しずつ出来てきてる