俺様社長に振り回されるのも悪くない


短大も私が行きたいと言い出したから
奨学金制度を利用した
私は農家の仕事はしない…

だから、家には迷惑をかけれない
弟の海斗が後を継ぐ……
隣街の農業高校へ通っている


「今回、名取さんから電話貰って……始めはビックリしたわよ、だって夏希が社長秘書だなんて。けどね、たくさん話を聞かせて貰って……いい会社だなぁって思ったの。そんな会社に必要とされているなら、私が夏希にしてあげれることがあればって思ったの」


「もう少し、甘えてほしいけど……夏希の性格じゃ無理だもんね。お父さんに似て素直じゃないから」


そう言って笑うお母さん。


「明日も仕事なんだから、寝なさい」


『……ん。おやすみ』



お母さんに泣いてる顔を見られたくなくて
頭から布団をかぶって寝た
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