俺様社長に振り回されるのも悪くない
社長も仕事が終わり、帰宅する事になった
今日からは同じマンション
どんなマンションに住むか楽しみだった
ワクワクしながら、窓の外を見ていたら
社長に笑われた
『……なんですか?』
「……クッ、いや」
いいんだもん。
三日間も社長の顔を見なくていいと
思うと、それだけでも安らぐわっ。
「着きました」
名取さんが車を停めたマンションは
10階建ての素敵なマンション
『……すごい』
私はマンションを見上げていた
「行きましょうか」
私たちはエレベーターに乗り込む
「社長は10階に、私は9階に住んでます。久里さんは社長と同じ10階に住んでもらいます。これはカードキーです」
名取さんから1枚のカードキーを受け取る