俺様社長に振り回されるのも悪くない


……あ。
名取さんがカードキー間違えたのかな?
もしかして、私の部屋は下なのかも

もう一度、名取さんに確かめよう
そう思い、ドアを開けようとした


「おいっ、いつまでそこにいるんだ。いい加減入って来い」


社長の不機嫌な声が聞こえてきた
……入って来いって
もしかして、社長は知ってるの?



『……おじゃまします……』


私は社長がいるリビングへ足を運ぶ
リビングは広々して
でかいテレビにでかいソファ
窓は大きくて、一望できる

ダイニングテーブルに対面キッチン
白と綺麗なグリーンに統一されている


「お前の部屋はあっち、その隣は寝室、んで、こっちは俺の書斎……その向かいに洗面所にバスルーム」

社長は普通に説明してくれる
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