Dear U
そして
あの日がやってきた。

朝から
精神的に辛かった。

何をしても
うまくいかない。

涙が止らなかった。

センパイに報告を
入れなきゃいけない。

でも
声が震えて
うまく伝えられない。

ダメだ。

「すみません」

私は席を離れた。


WCへ駆け込む。


悔しい。

伝えなきゃいけない。

私の仕事なのに。

涙が止らない。

落着いたら
席に戻ろう。


センパイは
いなかった。

報告しなきゃ
ダメなのにいない。

悔しい。


戻ってきたセンパイは
私の隣りに座った。

私はやっぱり
泣いてしまった。

そんな私をセンパイは
屋上に誘う。

涙で化粧がなくなって
有り得ないくらい
不細工…


センパイは
私にいろんな話をしてくれた

自分の失敗談
恋愛の話


私は嬉しかった。

少し落着いた。

仕事を頑張ろうと思った。
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