どっちを選べばいいの?
(由宇SIDE)
翌日、今日から夏穂の家で勉強することにした。
昔は小さい頃、遊んでいたから、夏穂の家に何回か来たことがあった。
俺は今、夏穂の家の前に来ている。久しぶりに見た。
ーピンポーン
夏穂の家のインターホンを押す。
そして、数秒たってから、夏穂の家から、バタバタと足音が聞こえてきた。
ーガチャッ
「由宇くん!待ってたよー。」
夏穂が玄関から出てきた。
「お待たせ!」
「入って、入って!」
夏穂が手招きしている。
「おじゃましまーす。」
そして、俺は夏穂の後ろを歩く。