どっちを選べばいいの?
学校に着くと、玄関の前の掲示板にクラス発表の紙が貼られていた。



何組だろう。由宇と一緒のクラスがいいな。



6クラスあるんだー。



「私はー……3組だ!」



あ、彩香も上くんも同じクラスだ。やったー!



あれ?由宇の名前が書いてない。



「俺は、1組……」



クラス、離れちゃった。



「……クラス離れても、俺は夏穂のことだけを考えてるからな。」



うれしい。「うん。」と言おうと思ったその時、背後から聞いたことのある声が、私たちに話しかけてきた。



「由宇も夏穂ちゃんも同じ高校だったんだー!」



後ろを見ると、そこにいたのは麗華ちゃんがいた。



「麗華ちゃんも同じ高校だったんだね!」
「うれしいな。私は何組かな?……1組だ。」



えー!いいなー。



「俺も1組だよ。」
「本当に!?よろしくね!!」
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