約束の果てに


結局ボーリングは俺の圧勝


直人「琴美弱すぎ
今日は勝つんじゃなかったのかよ」



琴美「勝つつもりだったの!」


あー…何気楽しかった
琴美が一緒だったからだな


直人「サンキューな琴美」



琴美「どういたしまして!
私こそわざわざ送って貰ってありがとね
直人逆方向なのに…」



直人「いや俺が付き合わせたんだし
それにいくら琴美でも女の子だろ」


俺が頭を撫でると琴美は少しムッとした



琴美「でもってなにでもって」


直人「ははっ。怒んなって
じゃ、今日はありがとな明日寝坊すんなよ?」


琴美「直人もね!」


――――ふぁー…もう朝かよ…


寝た気がしねぇ…うぉ肩痛ぇ…


ボーリングやり過ぎたか
これじゃあ琴美も筋肉痛だろうな…

学校行かねえとな…
でも学校に行けば蓮と琉がいる

正直まだ蓮が好きだ
だから顔合わせずらい…


休むか?
でもそしたら蓮きっと心配するだろうな…
自分の事責めそうだよなあいつ…



直人「しょうがねぇな…」


俺は学校に行くことにした


あ…やべ。琉に書いて貰った幽霊が見える印が消えかけてる…

これないと桜先輩分からないんだよな
また琉に書いて貰うか…


…これが無くても霊が見えてたら俺が蓮の事守ってやれたのかな

なんて…今更そんな事言ったって仕方ねぇよな

いつまで俺は蓮の事引きずってるんだろな
前…進まなねぇとなのにな


よろっと出ないとな
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