約束の果てに
次の日の朝
テレビでは交通事故にあったというニュースが流れていた
だけど基本的に興味ない俺
だからそんなの全く気にしてなかった
今日もいつも通り学校に向かった
直人「………」
ん?気のせいか?
誰かに見られてる気がしたような…
『――――……』
直人「はよ」
教室にいた蓮と桜先輩に挨拶した
琉はどっか行ってんのか…
挨拶したのに蓮の反応がない
蓮だけじゃない
蓮も桜先輩もじっと俺を見ていた
直人「どうした?」
桜「なお…気付いてないの?」
直人「なにがすか?」
蓮「なおの後ろに女の子の霊が居るよ」
…………は?
ばっと後ろを振り返る
そしてそこには紛れもない身体が透けている女の子が居た
『あ…見つかっちゃった…』
え…てかこいつって…
直人「千尋っ!?」
思わず声に出てしまった
教室に居た皆が唖然とした
やっべ!声に出てた!
いきなり誰も居ない所見て叫んだんだからそうなっても仕方ない
まずい空気だ…
蓮「どうしたのなお?頭大丈夫?
熱でもあるの?保健室行こう!」
俺は蓮に無理矢理手を引っ張られた
桜「あなたも一緒にきて」
そして千尋も一緒に