約束の果てに
蓮「…………?」
……な…なんだろ
最近…安藤君にすっごい見られてる気がする
純「だから好きなんだって!安藤君は蓮の事が!」
時刻は昼休み
ご飯を食べながらガールズトークの真っ最中
蓮「えーなんか違う気がするんだけど」
見られてるのは確かなんだけど私だけじゃなくて桜も目が合うって言うし
つまり正確には私達2人を見てる
やっぱり安藤君には桜が見えてるんだ…
遥「駄目だよ純。蓮って意外と鈍感だから」
純「だよねー、知ってた」
――…そうだっ
蓮「安藤君ってどんな人?」
この2人は意外にいろんな情報知ってるし何か安藤君の事分かるかもしれない!
純「安藤君?まー色々噂はあるけど…
秀才で運動も出来てもう女子には大人気
男子からも気さくで頼りになるって人気者
でも時々なに考えてるか分からないとか
なんてゆーかクールというか……
何人か付き合った子も居るらしいけどみんなすぐに別れちゃったらしいけどねー」
ふーん……
遥「あっ!面白いの思い出した!
なんかね何人か見たって人が居るんだけど
なんか誰もいないのに安藤君が1人で喋ってるんだって!」
純「それ私も聞いたことある!
あれじゃない?もしかしたら幽霊と喋ってんじゃない!?」
蓮「―――……」
遥「あり得るー!お寺の息子だもんねー」
純「幽霊さんこんにちは僕と遊びましょうみたいな!?あはははっ」
遥「やばい!それすっごい笑える!!」
話はどんどん膨らんでいった
2人は色々想像しては安藤君の事を笑っていった
――…あんまり好きじゃないな…こーゆーの…
幽霊と喋る
なんでそこまで笑えるんだろ
私は実際桜と話したりしてるから全く笑えないこの話
遥「でもさでもさっ!本当にそうだったらなんか…気持ち悪くない?」
―――――!?
純「分かる!
気持ち悪いってか有り得ないってゆーか気味悪い」
遥「だよねー!」
また笑い合う2人
………気味悪い…?
桜「――――っ!」
ガッタンっ!!!!
純「わっ!何!!?」