約束の果てに


蓮「なら私達も…」


琉「ダメだ。お前等は学校で待ってろ」


桜「どうしてよ。皆で居た方が…」


琉「お前等が居ても邪魔なだけだ」


蓮「邪魔って…そんな言い方…」


琉「もしも何かあっても俺1人で全員は守れない
蓮は霊避けの札を持ってるけど学校に居た方が安全なんだ」


こうゆう奴だよな
琉は言いが冷たいのはその分相手を思ってるから

蓮が好きになった相手が琉で良かったって今は思う


琉「終わったら迎えに来るから学校で待ってろよ
心配だからって勝手な行動するなよ」


蓮「分かった。気をつけてね琉」



桜「なおも千尋ちゃんも気をつけて」



そして俺達は学校を出た


直人「ここが俺と千尋が通ってた中学だ」


懐かしいな…
あの頃は本当に荒れてたからな…


琉「何か思い出したか?」


千尋「いえ…でもどこか懐かしい感じがします」


琉「なら次だ。連絡取れたか直人」


直人「おう。皆駅近くのコンビニに居るって」


和也も慎悟も久しぶりだな…
元気してっかな…


まぁ本題は違うけどな


直人「和也!慎悟!悪い待たせた」


和也「なんだよいきなり呼び出してよ」


慎悟「久しぶりですねー直人さん
なんか丸くなりました?」



直人「お前等は変わんねえな」


和也「そいつは?直人の連れかよ」



直人「まぁな」


後ろで琉と千尋が小さな声で喋ってる
けど千尋は思い出せないみたいだった

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