約束の果てに


次の日

屋上で皆と昼飯を食べていると琉は先生に呼び出され屋上を出ていった


結局千尋が俺の所に来て2日がたった


少し体がだるいな…
琉が言ってた取り憑かれるってこうゆう事か…


がちゃっと屋上のドアが開いて琉が戻って来た



直人「遅かったな琉」



琉「お前と三上だけか?蓮と桜は」


直人「さっきどっか行ったよ」


あの様子だったから幽霊となんかあったんだな…



琉「あの馬鹿。あれほど勝手に行動すんなって言ってんのに…
今はお盆で霊も多いのにあいつもう少し自覚しろよ」


直人「琉も大変だな…」


んな言い方してるけど本当は心配なんだろ…


琉「大変どころじゃねぇよあの馬鹿姉妹…
桜もいんのに…まぁ桜も蓮には甘いからな」


直人「琉も充分蓮には甘いだろ…」


琉「直人お前…」



直人「気にすんなよ。もう蓮の事は諦めがついてんだ
早く行ってこいよ。手遅れになっても知らねーぞ」



琉「…その時は俺が命を懸けてあいつを助けるさ」


行っちゃったよ…
畜生…カッコいいな琉…

蓮が聞いたら喜ぶだろうな


千尋「あの人凄いね。覚悟が違う…
あんな風に思われて蓮ちゃんは幸せなんだろうな…」



直人「だよな」


千尋「なおくんは蓮ちゃんの事好きなの…?」


直人「…前の話だよ。今は違う」


そういや琴美、まだ心配してんのかな…
早く元気な顔見せなきゃな…
意外と心配症だからな…


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