約束の果てに
千尋「殺すなんて私そんな事っ…」
琉「分かんねえのか!あいつはどんどん弱ってる!
お前は苦しめる為にあいつに会いに来たんじゃないだろ!」
千尋「……でも!今更なおくんと話そうなんて
都合がよすぎる…
私はなおくんを傷つけたのに…!
でもなおくんは何も言わないで助けようとしてくれて…」
琉「うじうじしてんな!
会いに来た理由が分かったんならその気持ちとっとと直人にぶつけてこい」
千尋「でも…っ」
琉「まだぐずぐずしてるようなら強制的に徐霊するぞ」
千尋「…ありがとう安藤さん!」
なおくんの所に行かなきゃ!
――…千尋を探してから大分時間がたってる
なんで見つからないんだ…
どこ行ってんだよ…
琴美「直人ふたてに分かれよ!
私向こう探してみる!」
琴美も琉に霊が見えるようにしてもらって一緒に千尋を探していた
直人「気を付けろよ!」
只でさえ琴美は怖がりな癖にこんなに一生懸命探してくれてる
直人「あと探してない所…」
早く見つけねぇと…
千尋「なおくん!」
直人「千尋!?お前今までどこ行ってたんだよ!
どれだけ心配したと思ってんだよ!」
千尋「ご、ごめんねなおくん…」
直人「はぁ…でも無事で良かった」
俺はすぐに琴美達に電話をかけた
琴美「良かったー…」
直人「今から学校戻るからお前もそのまま学校戻れよ?ありがとな」
千尋「なおくん……」
直人「…皆千尋の事心配して探し回ったんだ
後でちゃんとお礼言えよ?ほら学校戻るぞ」
とりあえず千尋が見つかって安心だな
まぁ問題は残ってるけど…
でもずっとこのままでもいいような気がしていた
千尋「……なおくん私…記憶が戻ったの」