約束の果てに

裕哉「おっ、蓮ちゃんはそっちの子と違って
優しい子とみた!
優しい子も俺好きなんだよな」



……話が進まない
さすがにイラッとしてしまった


蓮「…いいから早く話してください
じゃないと強制的に出ていって貰いますよ」



裕哉「は、はい」



桜「言っておくけど普段めったにキレない分キレたら私より蓮は怖いんだからね」



裕「まじか…」



蓮「それで助けてってどうゆう事ですか?」



裕哉「えーと…俺、実は生き霊なんだよね」



桜「生き霊?つまりまだ生きてるって事でしょ!?」



裕哉「そうゆう事♪」


生き霊…?この人が?


裕哉「実は運転ミスってさー
幸い命は助かったけどなんでか不思議な事に霊体になっちゃったんだよね

で、なんか面白かったから病院から出て来たんだよね☆
だから俺の本体は病院のベットの上ってわけ」


この人…本当に嫌いかも
何がそんなに楽しいのか理解出来ないよ…


桜「ならとっとと病院に戻って生き返ればいいじゃない!簡単な事でしょ!?」



裕哉「えーとそれが問題なんだよな
実はどこから来たのか忘れちゃったんだよね☆」



桜「ちょっとふざけないでよ!」



裕哉「ふざけてないってマジな話!」



何だか嫌な予感がする…



裕哉「だからさ蓮ちゃん達に俺の身体見つけてほしいんだよね
だからそれまでここに居させて!」


やっぱり…


桜「嫌よ!自分が悪いんじゃない!
自分で探しなさいよ!」


裕哉「俺1人じゃ無理だってっ頼むよ!」


蓮「はぁ…分かりました」


桜「ちょっと蓮!?本気なの?
琉にバレたらなんて言われるか!」



蓮「1週間あるもん
その間に見つけて本体に戻しちゃえば問題ないよ
それにこのままほっといたら悪霊になっちゃうよ」



裕哉「さっすが蓮ちゃん!話が分かる!」


本当に調子がいい人…
琉ごめんね…

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