約束の果てに
琉「くっ…」
どんどん持ってかれる…!
これ以上やるとやばいな
桜「…蓮達に生気が戻った!呼吸もしてる!
良かった蓮っ…なおっ…!」
何とかあれで間に合ったみたいだな…
琉「まだ終わったわけじゃない…
少し寿命を伸ばしただけだ
またすぐに呪いで生気は無くなってく…」
桜「琉っ…あなた顔真っ青じゃない!」
くそ…立ってる事も出来ないなんてな
桜に心配はかけらんない
琉「平気だ。寝りゃ治る…
とりあえず夜明けまではもつだろ
それまで俺は休む」
桜「馬鹿言わないでよ!!
そんな状態で治るわけないでしょ!?
無理したって……!」
琉「桜、お休み」
桜!ちょっと琉!!」
悪い桜…でもこれしかないんだ
――午前4時
空がほんのり明るくなって来た頃
蓮と直人の様子を見に行った
よしまだ大丈夫だな…
俺の体は治っていない
だけどこれで最後だ
蓮と直人は必ず助ける
琉「蓮ごめんな
すぐに助けるからな待ってろ…」
これで蓮に触れられるのは最後になるかもしれない
琉「…行ってくる」
今度こそ平澤を除霊する!
俺は玄関に向かうとそこには桜が居た
琉「桜…」
桜「…今から行ってくるの?」
琉「あぁ」
桜「…行かせない!」
やっぱりな…桜なら止めると思った…
琉「どけ桜」
桜「いやよ!!どうしても行くんなら私を祓ってから行きなさい!!」