約束の果てに
琉は行かせない
琉は蓮の側に居てもらわなきゃ困るの!
だからここで琉を止めて平澤さんは私と一緒にあの世に連れていく!!
犠牲になるのは霊である私だけでいい
だから…!
琉「なら遠慮なく祓わせて貰う」
お札っ!!
琉は私を祓ってでも本気で行くつもりなんだ…
桜「絶対に琉は行かせない!
甘くみないで!そう簡単に祓われる程馬鹿じゃない!」
琉「いや…やっぱり馬鹿だよお前は」
桜「…!?体が…動かない…!?」
背中にお札!?
これのせいね…いつの間に!!
琉「ずっと俺の側で見てきたはずだろ
俺の方こそ甘く見られちゃ困る
その札は一定時間動きを止めるための物だ
当分動けないさ」
どんなに力を入れても体が動かない…
相当強力なお札ね…
琉は始めから私が止める事を分かってたんだ…!
私がああ言う事も…全部!!
だからこのお札を用意して…!
始めから全部分かってて…
このままじゃ琉が行ってしまう!!
琉「桜は蓮の側についてろ
俺1人で行く。もし俺が死んだらお前が蓮を守れ」
桜「本気で死ぬつもりなの!?
蓮はどうするのよ!!蓮はそんな事望んでない!!」
琉「…蓮を頼んだぞ。それから――…」
桜「……!?琉!!待って!!」
"それからありがとう桜"