約束の果てに
私と蓮は近くのスーパーまで来た
蓮「それにしてもこうやってのんびり桜と買い物って久しぶりだよね」
桜「そうだね
平澤さんのでずっとバタバタしてたからね」
蓮「でも皆無事で良かった
桜があの時琉の事教えてくれなきゃきっと琉は私の隣には居なかった…」
桜「…こーらそんな顔しないの
終わったんだから」
蓮「…そうだね。ありがとう桜」
蓮は本当に琉ばかりなんだから…
それにしても懐かしい
琉と初めて会った時は信じられないくらい失礼な奴だったけど蓮を助けてくれていつも守ってくれていつの間にかずっと蓮の側に居てくれて…
蓮が今こうして笑ってられるのは琉のお陰なのね…
蓮」あれ桜…気のせいかもしれないけど少し透けてない?」
桜「…!?そんな事ないよ
蓮たらまだ疲れてるんじゃない?」
蓮「そうだね。変な事言ってごめん桜」
…蓮には気づかれちゃいけない
私の魂が消えかけてるなんて…
この変化に気づいたのは平澤さんの件が終わってすぐだった
桜「何…?なんか前より透けてる…?」
もしかして魂が消え始めてるの…?
まさか…そんなっ…
この世界に居る霊は未練があって存在してる…
私の未練は―………
この事が蓮にはバレないようにしなきゃ
もちろん琉にも…
桜「蓮……」