約束の果てに
桜(蓮)「入れ替わったって…どうするの!?」
琉(直人)「もしかしてずっとこのままなのか!?」
蓮(桜)「そんな!なんか戻る方法ないの!?」
直人(琉)「お前ら少し黙ってろ
ギャーギャーうるさい
蓮…いや今は桜か
入れ替わったのはたぶんそのお前が持ってる本のせいだ
微かに霊力を感じる。もう一度開いてみろ
何か分かるかもしれない」
蓮(桜)「わ…分かった…」
桜がもう一度本を開いた
琉(直人)「何もない…さっきと同じ真っ白だ…」
桜(蓮)「待って!?何か浮かび上がってきた…!」
蓮(桜)「文字…?えっと…読んでみるね
[呪ってやった
その呪いは簡単には解けない
呪いを解く方法はただ1つ
24時間以内に赤い本を見つけろ]」
琉(直人)「赤い本?しかも24時間以内!?
もし見つからなかったらどうなるんだ?」
直人(琉)「呪いは解けず一生このままって事だろ」
桜(蓮)「そんなっ…琉気づかなかったの?」
直人(琉)「開く前は霊力は全く感じなかった
だから油断したんだ
開いたら開いた奴等を呪うようになってたんだ
くそ、面倒な事になった」
蓮(桜)「ご、ごめん皆
私がそんな本見つけなきゃ…」
桜(蓮)「桜のせいじゃないよ。だから大丈夫!」
琉(直人)「そうっすよ
まだ戻れないって決まったわけじゃないし」
直人(琉)「その2人の言う通りだな
赤い本さえ見つかればなんとかなるんだ
今日は皆俺の家に泊まれ
その方が都合がいいだろ
今日はもう帰った方がいい
まだ時間はある。赤い本は明日皆で探そう」