約束の果てに
琉の家ー…
華「あらま。ややこしい呪いがかかったみたいね
陸人ならすぐ解けたかもしれないけど…今、神奈川に行ってるから…」
直人(琉)「大丈夫母さん
呪いの解ける方法は分かってるから後は俺がなんとかする」
華「そう?まぁ琉がいるなら大丈夫よ皆
それぞれお部屋用意したから今日はそこでゆっくり休んでね」
華さんは相変わらず優しかった
桜(蓮)「はー…これからどうなるのかな…
それより霊体ってこんな感じなんだね
なんだか慣れてないと気持ち悪い…」
蓮(桜)「霊体の方が襲われやすいんだから気を付けなよ?
私も実体があるのが久しぶりだから正直動揺してる…
でも明日になればきっと元に戻るから今日はもうゆっくり休もう?」
呪いは24時間以内
それまでに赤い本を見つける
そして皆で元に戻るんだ…
私達は眠りについた…
翌朝。呪いはやっぱり夢ではなかった
私達は相変わらず入れ替わったまま
今日は幸いに休日で学校には部活をやっている生徒しか居なかった
琉(直人)「じゃぁとりあえず一番可能性があるのが図書室だな」
蓮(桜)「そうね
でもこんな中から見つけるのは気が遠くなりそう」
確かに…ここにある本数は1000冊以上…
その中から1冊の本を見つけるなんて…
直人(琉)「んな事言ってても始まらないだろ
さっさと探すぞ」
1時間後――…
桜(蓮)「なんでー?見つからないよ」
蓮(桜)「ここにある本は全部見たのに
赤い本なんて何処にもなかった」
琉(直人)「って事は他の所にあるのか…」
直人(琉)「そうゆう事だな」
蓮(桜)「そんな…じゃぁ学校中捜さなきゃいけないの?範囲が広すぎる…」
直人(琉)「弱気になっても仕方ないだろ
この学校にあるのは確かなんだ
時間も迫ってる。まずは会議室から探してみるぞ」
残り10時間…