約束の果てに

そして私達はとうとう開かずのロッカーの前まで来た


……背筋が寒い
ここだけ何故か空気が重い気がする…



直人(琉)「やっぱりこの中から気配を感じる
開けてみるぞ」


桜(蓮)「琉っ…本当に大丈夫なの…?」


直人(琉)「お前等が言ってたような邪悪な怨念は感じない」



そして琉がロッカーに手をかけた


ガタガタ…


琉(直人)「開かないのか…?」


もしかして本当に女の子の霊が…


直人(琉)「…ちっ、どうやら中から開かないように結界が張ってあるな
…にしては素人か…随分荒い結界の張り方だな

しょうがねぇ無理矢理開ける
少し下がってろ」


そう言って琉はお札をロッカーに張り付け何かブツブツと唱え始めた


そして…

バンっ!!

思いっきりロッカーを開けた


最初はびっくりしたけど開いたロッカーの中を見ると女の子の死体はなかった



琉(直人)「…あ…開いたのか…?」



蓮(桜)「何もない…?教科書とかばっかり…」



桜(蓮)「…ということはあの七不思議は嘘…?
なんだ…びっくりした…」



直人(琉)「…いや…あながち嘘じゃないようだな」



琉はロッカーの中から何か白い物を取り出した



蓮(桜)「琉…もしかしてそれって…!」



琉(直人)「人の…っ骨!?」

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