約束の果てに


ぽんぽん…

安藤君は私の頭を優しく撫でてくれた



琉「…よく頑張ったな」



…安藤君はきつい所があるけど
ちゃんと優しい所もある…




桜「……それで今度は私を消すの?」



―――そうだ
さっき安藤君は桜を消すって…!



蓮「…や…やめて!お願い桜は消さないで!!」



琉「……安心しろ
もうこいつを消すなんて言わない」


桜「は…?な、なんでよ」


桜の言う通りどうして?
さっきはあんなに……




琉「ほらこれ」



差し出されたのは私の鞄と



蓮「写真?」




この写真…高校の時の…




琉「…お前等2人の絆は本当に強いみたいだな
俺は霊はこの世界に居ちゃいけないもんだと思ってた
居ても…周りが困るだけだから

けど……お前は違うみたいだな
お前には負の感情が全くない
お前等は互いに支え合ってる
いい関係だな。羨ましいよ俺は」


霊に対しては容赦なしって感じだった安藤君が桜を認めてくれた…?


良かった……



でも…なんで安藤君はこんな事をしてるんだろう

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