約束の果てに
「蓮!」
琉――!?
だけどその声は琉では無かった
蓮「なお…!」
直人「純達が大騒ぎで探してたぞ
たく…何やってたんだよ」
蓮「えっと……」
直人「まぁ、いいから行くぞ。みんな心配してる」
なおに手を引っ張られる
琉じゃ無かった
いつも助けてくれたのは琉だったから…
何だろ…この気持ち…
―――…ヒソ
「――…なにあれ」
「琉の次は直人?」
「直人とは高校から一緒だって」
「誰にでもにこにこしてこび売って…ムカつく」
「やっぱり―…」
私となおを見てそんな事を言っている人達が居るなんて私は知らなかった
3日目――
今日で最後日…あっという間だったな
昨日はなおに迷惑かけちゃった…
なおは気にするなって言ってたけど…
それにあの後予想通り琉にも怒られた
桜「蓮お札忘れてる」
蓮「あっ!いっけない」
このお札のお陰で私は安心して過ごせてる
琉が本気で怒るのは心配してるからだよね
大事にしなきゃ……
純「蓮ー!行くよ!」
蓮「はーい!」
まさか最終日にあんな事になるなんて