約束の果てに

ガシッ


蓮「きゃああぁっ」


手、足、肩…私の体中に悪霊達がしがみつく



『アナタモ…イッショニ…イキ…マショ…』



う……意識がとうのく……助けて……



蓮「助けて…琉!」




琉「悪霊退散!!」




『ぎゃぁぁぁっ』



お札っそれにこの声っか



蓮「琉っ!」



琉「おいおい
今回は随分派手だな」



蓮「琉~!桜が…っお願い助けて!」



琉「蓮はこれ持って俺の後ろに居ろ
桜は必ず助けるから安心しろ」



私は琉に新しいお札を貰って琉の後ろに隠れた


……桜っ―必死で戦ってる…
琉…お願い桜を助けて…!



琉「これは…骨が折れそうだ

――我が名は琉、お前達を祓う者
名も無きさ迷う霊達よ
今こそここから立ち去れっ」


琉は悪霊に向かってお札を投げつけた



『ぎゃぁぁぁっ』



やっぱり琉はすごい
一気にあれだけの霊を除霊するなんて



後はあの1人と桜……



桜「あぁぁ――…」



桜ずっと苦しそうに叫んでる
どんどん黒いのが広がっていく…



琉「あいつが黒幕だな。すごい怨念だ
気を強く持たねーとこっちまでやばいぞ」


『…オレノ……オレノジャマハサセナイ!』


さっきと空気が変わった!?
…憎しみでこんな風になっちゃうの?


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