約束の果てに
夜―――…
桜「あんな琉初めて見たね…」
私はずっと琉の事を考えていた
でも考えても何も分からなかった
桜「でも…あの人が原因だよね」
蓮「琉のお母さん…あの人の言葉…それに琉に対する態度…
2人の間に何があったんだろ…」
桜「琉に…は聞けないよね」
琉のあの目…冷たくて…怖くなった
またあんな風に拒絶されるのが怖い……
桜「…となると琉の事知ってる人に聞くのがいいね…琉の事知ってる人といえば……」
蓮「…なお―…」
次の日の学校
桜「やっぱり琉居ないね…」
…朝、迎えに来てなかったからもしかしてと思ったけど…
桜「とりあえずなおの所に…」
なおは純達に勉強を教えていた
蓮「なお…少し話があるの」
純「えー今、勉強見てもらってるのに」
蓮「………」
直人「――…分かった」
純「え―…」
直人「わり、また後でな」
私達は誰もいない場所に移動した
直人「で…そんな顔してどうした?」
蓮「なおは琉のお母さんの事…何か知ってる?」
琉と一番仲がいいのはなお
なおなら何か知ってるかも知れない
私はなおを頼るしかなかった
なおに今まであった事を説明した
…本当はこんな検索するような事したくない。琉からちゃんと聞きたい
でも………
直人「んー事情は分かった。俺も協力する」
蓮「本当っ!?ありがとう!」
直人「とりあえず授業始まるからまた後でな」