約束の果てに
直人「…蓮あのさ…」
蓮「分かってるよ。桜の事でしょ?
もう大丈夫。ちゃんと話すから」
なおと桜は私の事を心配していた
またさっきみたいになるんじゃないかって
聞きにくくかったんだよね
自分の中で思ってる事全部ちゃんと2人に話そう
桜もなおもちゃんと分かってくれるから
だけど話す前に…
蓮「桜、先になおと話したいから少し外してて?」
桜「分かった。下に居るから終わったら呼んで」
桜が部屋を出ると部屋には私となおの2人だけになった
直人「どうした蓮?」
蓮「……私なおにずっと怖くて聞けない事があったの」
直人「なに?」
大丈夫…怖くない…
蓮「……なおは私のこと…恨んでる…?」
直人「は?俺が蓮を恨んでる?なんで?」
どうしよ…体…震えてきた…
言葉が出てこない
直人「蓮、大丈夫だからちゃんと言えって
全部1人で背負いこむなよ」
なおは震えていた私の手を優しく握って言った
なおの言葉が優しさが嬉しくて私の目から涙がこぼれた
蓮「…ごめん……私知ってた…なおが桜を好きだった事…
なのに…私はなおから桜を奪った…っ」
知ってた
桜の事どれほど好きか1人で悔やみ泣いていたのも…
私は桜もなおも幸せで居てほしいと願ってた
けどその幸せを2人から奪ったのは私だから
蓮「ごめんなお…ごめんなさい…っ」
私は謝る事しか出来なかった