約束の果てに


琉「…前に俺が桜を除霊しようとしたの覚えてるか?」



蓮「うん…?」



琉「俺は霊なんてこの世界に居ちゃ駄目だって思ってた
居ても困るだけだ。俺みたいに…
それに霊が居なかったらあんな事にならなかったかもしれないって……

けど蓮と桜に会って変わった」



琉は本当は優しい人
自分が苦しんだから誰が苦しむ前に止めようとしてたんだ…

けど…このままでいいの?
琉はまだ苦しんでる
私はまだ琉を救ってない

過去を忘れて前に進むには私は1つしか思い浮かばない


蓮「琉、お母さんに会いに行こ
このままじゃまだずっと琉は苦しんだままでしょ?だから…ね?私達がついてるから!」



琉「…そうだな
俺もずっと思ってたんだ。ケリつけなきゃいけないって

それに…お前等がついてるなら怖いもんねーよ」



琉が初めて私の言葉に賛成してくれた
それに琉がこんな風に言ってくれるなんて嬉し過ぎる


琉と話せて良かった
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