約束の果てに
蓮「元彼…?」
話がよく分からない…
だけど真衣さんにも何か事情があるのが何となく感じ取れた
琉「…どうゆう事だよ。全部説明しろよっ」
琉…怖いはずなのにでもそれ以上に覚悟があるんだ
私も動揺しちゃ駄目
琉を支えるためにここにいるんだからしっかりしなきゃ…っ
直人「元彼って…誰なんですか?」
真衣「私が一番好きだった人…名前は宮嶋竜哉(みやじま たつや)」
宮嶋…竜哉さん…
真衣さんが一番好きだった人…?
直人「その人は今…」
次の瞬間、私達は真衣さんの言葉に驚きを隠せなかった
真衣「亡くなったわ…高校の時にね」
蓮「亡くなっ…た…?」
その言葉に私の身体は微かに震えた
直人「蓮、大丈夫か?」
なおがそんな私に気付いて心配してくれた
桜「蓮…」
桜にまで心配かけちゃう…
そうだよ私が怖がっちゃいけない
全部受け止めなきゃ
真衣「私と竜哉が出逢ったのは高校入学した時
仲良くなるのに時間はかからなかった
一緒にいるうちにお互いに好きになって付き合い始めたの
とても幸せだった…
私には竜哉しか居ないって思ってた
だけど2年になった頃竜哉にいきなり別れて欲しいって言われた
信じられなかった
どんなに聞いても理由を教えてくれなくてただごめんって言うだけで…
それから竜哉は学校に来なくなって連絡も取れなくてどうしたらいいか分からなくなって…
それから1ヶ月後竜哉が亡くなったって連絡が私の所にきたの」