約束の果てに

直人「だからって琉を捨てたのかよ
それで琉がどれだけ辛い思いしたと思ってんだよ!」



桜「なお!今の真衣さんを責めても…っ!」


琉「直人やめろ
お前の気持ちは分かるけど今そんな事はいい」


蓮「琉… 」



真衣「私は琉からも竜哉から怖くなって逃げたの
あんたがどんなに辛い思いをしたか私には分からないけど琉を忘れようとした事は無かった
ってゆうより忘れられなかった…

今さらこんな事言ってもあんたが許してくれるなんて思わないけど…悪かったわ…」


真衣さん…

真衣さんは琉に謝った…
まさかこんな展開になるなんて思わなかった

真衣さんの気持ちを知った琉は今、何を思ってどんな答えを出すんだろ…


琉「ふざけんなよ…
あんたの事情を聞いてもあんたが俺を捨てた事には変わらないだろ
勝手に産んどいて捨てるなんて勝手だよな」



蓮「琉っ!?なんでそんな事…!」


琉の気持ちは痛い程分かってる
だけど真衣さんもずっと苦しんでたのにそんな言い方しなくてもっ



琉「けど今日それが聞けて俺は良かったって思ってる
少しでも俺を思っててくれたんだろ
それが分かっただけでもう充分だ」



真衣「…琉…私を許してくれるの…?」



琉「勘違いすんなよ
俺はあんたを許すつもりはないね

けど今はあんたを恨むより捨ててくれた事に感謝してる


琉?なに言って……


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