約束の果てに
昼休みになると教室は一気に騒がしくなった
桜「蓮…蓮は琉の事が好きなんだね」
ケータイを出して桜と喋っていると桜がいきなりそんな事を言った
動揺したけど自分の気持ちを再確認した
蓮「…うん…私、琉が好きみたい」
桜「そっか…ねぇ蓮?
私は蓮が幸せになってくれればそれでいいよ」
……桜?
それとほぼ同じ時、琉となおは一緒に居た
琉「なんだよ直人。いきなり呼び止めて」
直人「お前に1つ聞きたい事がある
お前は…蓮の事どう思ってんだ」
まだこの時は気付いてなかった
私の周りで少しずつ歯車が崩れていくのを
琉「どうゆうことだ?」
直人「蓮の事好きかって聞いてんだ」
琉「それを聞いてどうすんだよ
大体直人に関係あんのか」
直人「いいから答えろよ。大事な事なんだ」
琉「…そうだ」
やっぱりか…琉も蓮が好きなんだな…
ずっとそんな気がしてた
直人「そっか…ならいいんだ
お前ならきっと蓮を幸せにできんだろ…」
琉「…ふざけんなよ。何、諦めてんだよ
お前らしくねぇな直人
お前もあいつの事好きなんだろ
なのにもう諦めてんのか」