輝心
1

新学期

桜の花が咲いてヒラヒラと花が舞う頃、私は高校の門の前にいた。


フッと上を見ると綺麗な青空が目に映りそっと目を閉じる。





今日も1日無事に終わりますように。



心の中に呟いてそっと目を開ける。



校門をくぐり抜けて理事長室まで歩いて行く途中、ここの生徒だと思われる人にジロジロ見られた。



「そんな格好してると襲われるぞ」


そう一言呟いたあなた。




これが私とあなたの出会い。



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