輝心




「送る」







そう言って私の鞄を持って空き教室から出るとんって言って大きなゴツゴツした手を出してくれた。







手をつないで校門の前を出て近くにバイクが止めたある所まで歩いた。







寿羅は私にヘルメットを被せてヒョイっとバイクに私を跨らせた。






寿羅が運転するバイクはとても居心地がよく寝そうになった。







寿羅の暖かい背中が私を安心させたのもあるかもしれない。



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