過去詩たち
分かってる
知らない 知らない
こんな自分 知らない
例えば
嬉しそうに笑う自分
そうみえるだけで 実はまったく楽しくない自分
怒ってないのに、怒ってないはずなのに
実は結構、ふつふつと怒っている自分がいたり
別に
バカにしてる訳でも
嘘をつきたいって訳でもないのに
なんでこう うまくいかないのかな
知らない自分ばっかりが 溢れてしまうのかな
「どっちが本当のあなたですか」
「殻を破れていない」
そんなこと 聞かないで
わたしにだって分からない
そんなこと 言わないで
そんなこと 一番 私が知ってる
分かってる
自分だって分からないのに
どうしたらいいかも 色々ごちゃまぜになって
そうこうしてるうちに
何年か経って
どうでもよくなっていく
それすら悩んでいたことを忘れていく
それでも また 思い出すの
嫌なことに つまづいたときに また
だから 認める
そういうの、もうやめる
分からないままなら 諦める
今の私をわたしは 「いてもいい」と ゆるす
「それでもいい」とは まだ 思えないけれど
まず そこから始めよう
過去の自分を認めて
いまの自分と向き合って
自分を知って
自分を磨いて
自分を少しずつ 一つだけでも誇れるような
そうすれば すこしだけ 重荷が降りるような気さえして
