*完結* 星野と高瀬のばあい
そうじゃない、そうじゃない、違う!、違う、ちがう、ちがう・・・


コンプレックスと裏返しの優越感と、どちらも鋭い刃となって、しおさに突き立てられる。



目をつぶると、まぶたの裏で閃光がうるさく明滅する。
こめかみのあたりが、鈍くうずく。


チャイムが鳴るまで、そこから出ることはできなかった。
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