*完結* 星野と高瀬のばあい
それ以外の者というか、余り者というか。
受験に挑む気もなく、指定校推薦をもらう成績にはほど遠い。
落ちこぼれ予備軍および、正真正銘の落ちこぼれで形成されている。
自分がどちらなのかは、考えたくない。
そうして、高瀬はどこに属しているのだろう。
予備校に通っている様子はない。彼の口から、受験の二文字を聞いたことはない。
指定校推薦をもらうほどの内申点を持っているかは、しおさのあずかり知らぬところだ。
小学校の卒業文集の、将来の夢に『羊飼い』と書いた高瀬(楽しそうだから、だそうだ)。
中学校の進路希望で、『星野しおさと同じ高校』と書いて、二人そろって呼び出しをくらった。
彼はいまなにを志望するのだろう。
受験に挑む気もなく、指定校推薦をもらう成績にはほど遠い。
落ちこぼれ予備軍および、正真正銘の落ちこぼれで形成されている。
自分がどちらなのかは、考えたくない。
そうして、高瀬はどこに属しているのだろう。
予備校に通っている様子はない。彼の口から、受験の二文字を聞いたことはない。
指定校推薦をもらうほどの内申点を持っているかは、しおさのあずかり知らぬところだ。
小学校の卒業文集の、将来の夢に『羊飼い』と書いた高瀬(楽しそうだから、だそうだ)。
中学校の進路希望で、『星野しおさと同じ高校』と書いて、二人そろって呼び出しをくらった。
彼はいまなにを志望するのだろう。