ウェポンズ
ここはリンクス。首都ゲルカイトから40キロメートル離れた場所に位置している。酒場リージスという店に入って休憩していた。中には店主の他に男が3人、女が2人の計6人だ。男の1人はかなり大柄だ。フォースも174センチメートルとそんなに小さくはない。しかし頭1個分違う。他の男2人はとても似ている。恐らく双子か何かだろう。女2人はとても楽しそうに話している。実はフォースはまだ酒が飲めない。セントイット王国では飲酒は16歳からと決まっている。ではなぜ酒場なんかにいるのか。それは仲間集めである。フォースの野望は世界の平和を作り上げること。そのためには少なからず戦闘をするつもりでいる。だからこそ1人では厳しい。そのために信頼できる仲間がいて欲しい。だから酒場にやって来たのだ。 フォースは悩んでいた。誰に声をかけようか。「世界を平和にする」ということがどれだけ馬鹿馬鹿しいか大人なら誰でもわかることだろう。それに賛同し力を貸してくれるやつなんて相当ひねくれた人間だ。自分でもそう思う。だからこそそんなやつが何人もいるのをフォースは期待していた。しかしいざ聞こうと思うと怖い。そんなとき1人の少年が入ってきた。フードを被った背は160センチメートルくらいの小柄で少し華奢な体型だった。顔はわからない。でも年は同じくらいかなと思った。すると少年は「君面白いこと考えてるね。」と言ってきた。フォースは驚いた。何を言ってるんだ?こいつは。動揺を隠せないが「何がだ?」と聞き返す。少年はクスクスと笑いながら「世界平和なんて変わってるな。」と言ってくる。「僕さ昔から人の考えてることわかるんだよね。」と笑いながら話してくる。もしかしたらこいつは仲間になってくれるんじゃないか?と思い「俺と一緒に世界平和を目指さないか?」と尋ねる。少年はまたクスクスと笑いながら「きみといたら楽しそうだな」と了承してくてた。「俺の名はフォース使う武器は双剣。」と軽い自己紹介をした。「俺の名前はキース。キース・クライヴ。武器はスナイパーライフル。」と言って背中に折り畳んでいた銃を組み直す。5秒くらいでライフルの形になった。「KILLER」と書かれた銃はかなり手入れされている。かなり銃口の長い銃だ。取っ手には光を司る魔石トパーズがついている。説明していなかったが魔石とは魔力の宿った石のことで火はルビー、水はサファイア、植物(生命)はエメラルド、風はダイヤモンド、光はトパーズ、闇はアメジスト、氷はラピスラズリ、琥珀は土といった種類がある。魔石以外に金が雷を司る。つまりキースは光の加護を受けたスナイパーライフルということになる。武器に付けていればその武器が属性化するだけでなく、その人自身も加護を受ける。「それでこれからどうすんだい?」キースが訪ねる。「さあ、考えなかったわ」キースはおどろきうたいうう
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