~You Are My Sunshine~
▷タイミング悪い女
昼飯を食いに行くことになった俺、ヒロ、朝日ちゃんは、どこに食べに行くかで悩んでいた。


「朝日ちゃんは何食いたい?」


そう俺が聞くと、朝日ちゃんはビックリした感じでこっちを見た。


「どした?あっ、名前で呼ぶの嫌だった?」


「いえ、全然!!急だったからビックリしちゃっただけです(笑)わたしはお二人のこと、なんて呼べばいいですか??」


照れてたのかな、ほっぺが赤くなってた(笑)


「俺は普通に直樹かナオかな」


「じゃあ俺はヒロで(笑)」


「直樹くんに、ヒロくん…」


「うん!しっくりくる!」


ヒロがそう言ったと同時に、俺の携帯がなった。


”もしもし”


”もしもしー?友菜だけどぉー!ご飯食べに行こう!”


”今日は先約入ってるから無理”


”えーーー!!じゃあナオの部屋で待ってるね”


”いやそれだけはやめろって、マジで”



ちょっとキレ気味に言った俺に気づいたヒロは、俺の電話を取った。


”もしもし、ヒロだけど!おぅ!今から俺ら合流するから!うん!じゃっ”



「おいっ!!!!何勝手に言ってんだよ(怒)」


「大丈夫だってー、俺が行ってくるから!ナオは朝日ちゃんと昼飯食ってこいよ!」


「マジで?いや、別に行かなくてもよくない?友菜にメールしとくけど」


「帰って家に居られたら怖いだろ(笑)てかその方がずーっと友菜と一緒だぞ?」


「そりゃそうだけど…」


「あの!わたし一人で食お昼食べてくるので、行っていただいて大丈夫ですよ?」


「いや!朝日ちゃんはいいの。ヒロ、ごめん…行ってきてもらってもいい?」


「おぅ!気にすんなって(笑)埋め合わせはしてもらうけどな!」


「分かった(笑)サンキュー」


「じゃっ。朝日ちゃん、今度遊ぼうね!」


「はい!是非!」



こうして俺らは、二人っきりのお昼へ出かけた。
< 14 / 32 >

この作品をシェア

pagetop