~You Are My Sunshine~
*変な気持ち
正直、電話番号を聞かれた時はビックリした。


おばあちゃんと、バイト先と、唯一の親友の奈々。


この3人の電話番号しか持っていない。


その中に、男の子の電話番号が追加された。


すっごく嬉しかった。


直樹くんとカフェでお話をした時は、最高に楽しかった。


面白いし…それに、笑顔が似合う人だな、って思った。


私のつまらないであろう話も、笑顔で聞いてくれて。



「うまかったな」


「うん!」


二人で家の方向へ歩いていると、前方から3人の男女がこちらに手を振りながら、歩いてきた。


すると、その3人を見て、直樹くんは言った。


「おーーーーー!」


すると、その中の一人の女の子が、


「ナオ〜!久しぶりじゃん」


と言い、直樹くんと抱き合っていた。


それから5分くらいかな、直樹くんを含めた4人は立ち話をしていた。


その間も、直樹くんの笑顔は、抱き合っていた女の子へと向けられていて。



私の存在を忘れられている事も悲しかったけど…


それより、


胸がチクチクして、


苦しかった。
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