~You Are My Sunshine~
▷なんか変
友達3人と会い、立ち話をしていた。


すると、隣にいたはずの朝日ちゃんが、ずーっと先を一人で歩いていた。


「ごめんっ、また連絡するわ」


俺はそう言い残し、朝日ちゃんを追いかけた。


「朝日ちゃんっ!」


追いつくと、彼女は一瞬ビクッとして、こちらを向かなかった。


「ごめん、はぁはぁはぁ、俺、朝日ちゃんの事も考えずに、話し込んじゃって」


すると、深呼吸をした彼女は、笑顔で振り返った。


「全然大丈夫!もっと話してても良かったのに!」


「いや、でも家まで、」


「ご飯まで奢ってもらっちゃって、その上に送ってもらうだなんて。わたし一人でも帰れるよ?(笑)」


「そういう事じゃなくて、」


「とにかく大丈夫だから!ご飯ありがとう!友達になってくれて、ありがとう(笑)じゃあ、また」


「えっ、ちょっと待てってば!」


俺の言葉に見向きもせずに、朝日ちゃんは走って帰ってしまった。


俺なんかしたかな…


考えながら、家まで戻る。


スーパーを通り過ぎても、レジに朝日ちゃんの姿はなかった。





どうしてだろう。

今日はいろんな事したのに、一番頭に残るのは…



彼女が帰り際に見せた、苦しそうな笑顔。
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