~You Are My Sunshine~
▷説明
あれから朝日ちゃんに会えない日々が続いた。


バイト先へ行っても、運悪く「今日は休んでます」って言われたり、


スーパーに行っても、おばあちゃんに「今出掛けてるのよー」って言われたり。


「はぁーーーー」


デケェため息がもれる。


ーーー♪♪♪


「はい」


「あぁ、俺、ヒロー」


「おぅ、どした?」


「珍しく落ち込んでる原因は、今気になってる子だろ(笑)」


「へぇっ?えっ、いやっ、は?気になってるやつなんていないし」


「お前…本当分かりやすっ(笑)その気になってる子から、悩んでるって電話来たぞー!」


「は?なんで朝日ちゃんの電話番号っ、」


「やっぱりなぁ、分かってたよ、お前があの子の事気になってるのは(笑)」


ヒロに図星を指され、言葉が出なかった。


それと同時に…やっぱり俺気になってるんだ、朝日ちゃんの事、と気づかされた。


「いい事教えてやるよ(笑)」


「なんだよ/////」


「お前が思ってるほど、あの子恋愛慣れしてないぞ。男友達は俺らが初だって言ってたし。距離置かれてる理由は…慣れないもん見ちゃったからじゃない?」


慣れないもん…


「俺朝日ちゃんが慣れない事なんてしてな、」



『ナオ〜!久しぶりじゃん!!』


!!!!!!!


「もしかして、」


「早く電話してやれよ!じゃーな(笑)」




ヒロとの電話を切ると同時に、俺は初めて朝日ちゃんの番号をクリックした。
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