~You Are My Sunshine~
*頼みごと
カーテンの隙間から差し込む光で起きた今。


時刻は…午前9時48分。



「う゛ーーーーー ん」



寝返りをしてみると、そこにはお気に入りのぬいぐるみが、2こ置いてあった。


真っ白いアルパカと、ふわっふわの犬のぬいぐるみ。




階段を降りて、リビングへ行くと、おばあちゃんが朝ごはんを作っていた。


「おばあちゃん、おはよー」


「おはよう!珍しく起きるの早いわね(笑)」


「わたしもビックリしちゃった(笑)いつもはさ、おばあちゃんがお仕事行くくらいまで寝てるのにね(笑)」


「そのことなんだけどね…今日朝日予定ある??」


「特には…どうして?」


「昨日の夜からお腹痛くてね、今日ちょっとの間だけ病院行きたくて…お店閉めとけないから、朝日が見ててくれないからって思って」


「うん!全然いいけど、お腹大丈夫??」


「多分食べ過ぎとかじゃないかな?(笑)お薬ももらってくる予定だから、多分大丈夫よ。だから1−2時間いいかしら?あと10分くらいで行ってこようかと思ってるんだけど…」


「分かった!」


「じゃあ行ってこようかな」


そう言うと、おばあちゃんはお味噌汁が入ってる鍋に蓋をし、玄関へと歩いて行った。そのあとを私もついて行った。


「ご飯はお釜の中、おかずはテーブルの上、お味噌汁は鍋の中に入ってるから。お店の鍵はテーブルの上に置いてあるからね」


「分かった!いってらっしゃい!」


「いってきます」



そのあとは一人で、おばあちゃんの朝ごはんを食べた。


「じゃあそろそろ、支度しようかな!」


自分で自分に気合を入れ、テーブルの上にある鍵を手に取った。
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