私のたった1人の騎士〜ハーフ吸血鬼と血の契約〜【更新停滞中】

憧れの先輩

吸血鬼になってしまったってことは、私も人の血を欲するようになる?


まさに吸血鬼のように…。


それだけはいやっ。


私は人間!


吸血鬼とは違うんだからっ。


「…せづ?大丈夫?」


「っ羽兎先輩!」


「ふふっ、顔が青ざめてたよ?」


「青っ…そんなにですか?」


こくんと頷く矢ケ崎羽兎-yagasaki uto-先輩。


ミルクティー色の髪を揺らしながら首を傾げる先輩はすごく可愛い。


179cmもあるのに、なんでそんなに可愛いのかな?


これでも一応、私より1つ上の17歳で。


その上、天文部の副部長さん。


私の憧れの先輩なのだ。


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