私のたった1人の騎士〜ハーフ吸血鬼と血の契約〜【更新停滞中】
そして案内されたのは、玄関から少し離れた応接室。


「ソファーに座れ。お茶でいいか?」


「はい!あっ、お構いなく!」


お構いなくって言ったのに、男の子は台所に行ってしまった。


大丈夫なのに…。


「お茶なくて、紅茶になったけどいけるか?」


「はい!紅茶大好きなんで大丈夫です!」


「ん、知ってる」


え、知ってる?


初めて会うよね…?


そう思いながら、淹れたての紅茶を一口飲む。


「んっ!美味しい!」


「俺がブランドしたものなんだ。口に合ってよかったよ」


ブランドって…。


豪邸には住んでるわ、紅茶はブレンドしたものだわ、どんだけすごいんだろうか。


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