私のたった1人の騎士〜ハーフ吸血鬼と血の契約〜【更新停滞中】
「そうだ、私の名前は御堂星月です。この首の事を聞きたくてきました」


「星月…な」


私の名前を呟いた男の子は、懐かしそうに天井を見つめている。


知り合いに同じ名前の人がいるのかな?


それにしても、この男の子の横顔。


何か見覚えがある気がするんだけどな…。


「…俺は矢ケ崎紅稀-yagasaki kouki-」


「紅稀くんね!オッケー!覚えたよ!」


人の顔覚えるの苦手だけど、紅稀くんは覚えやすいからいける!


それよりも疑問に思うことが1つ。


黒い髪に紅い瞳。


やっぱり紅稀くんって…。


「ねぇ、1ついい?」


「なんだ」


「…もしかして紅稀くんって…吸血鬼…?」


確証はない!っけど、どうしてもその瞳が気になるのよっ。


でも本当に吸血鬼ならどうしょ…。


何も考えてなかった!!


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