私のたった1人の騎士〜ハーフ吸血鬼と血の契約〜【更新停滞中】
「どうしてそう思う」


うん、やっぱり聞きますよね。


実は私もよくわかってないんだっとは言えない。


「その瞳の色…かな」


「瞳?…ああ、紅いからな」


「うん。…この首の傷を見つけた時の私の目もね、紅稀くんと同じ紅だったのよ」


あの時は恐怖でいっぱいだった。


でも同じ色の瞳を持つ紅稀くんは全然怖くない。


そこが不思議で仕方ない。


「なるほど。…星月の言う通り、俺は吸血鬼だ」


その言葉に、ピシッと固まる。


び、ビンゴだったのね…っ。


聞いたのは私だけど、吸血鬼っぽいなーって程度だったし。


どうしよう…血を吸われるの?


あの夢のように…。


あれはこの日の正夢っ?


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