私のたった1人の騎士〜ハーフ吸血鬼と血の契約〜【更新停滞中】
「ん、いつでも聞きに来い」


あ、また笑った。


女子と話す時は無表情が多いのに、私の時はこうやって笑顔を見せてくれる。


それが嬉しくて、でもきっとそれは同居人だからだと思う。


同居してるのに、気まずいとやっていけないから。


「せづー!お客さん!」


「はーい!紅稀くん、ちょっと行ってくるね」


「おう」


お客さんか〜。


いったい誰だろ?


「せづ、こんにちわ」


「羽兎先輩!」


お客さんって羽兎先輩だったんだ!


でも2年生の先輩が1年の教室にくるなんて珍しいな〜。


何か急ぎかな?


部活…のことなら、あさちゃんも呼ばれるだろうし。


なんだろう?


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